流羅とブログとときどき小説物語

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2009-06-08 [ Mon ]
「懐かしいな・・・俺んち・・・」
魁は天音と途中の道で別れて
自分の家に来ていた。
魁の目の前にボロボロの家が建っていた。
ベースは茶色の家でドアや窓は所々に傷がある。
簡単に言うと幽霊が出そうな家、といったところだ。
「なんか怖いな・・・」
鍵穴がぼろぼろで合鍵で開けるのに時間がかかった。
何かがきしむ音を出しながら魁はドアを開く。
「・・・・あれ・・・?」
家はそこまで臭くなく、
ゴキブリや蜘蛛も視界には一匹も入ってこなかった。
多分、探せばいると思うが。
「靴は・・・履いたままでいいか・・」
誰も使っていない家なので、別に靴を履かないとだめなわけじゃないため、
そのまま、家の奥に行った。
「・・・」
物はひとつもない。
なぜなら、遺品や仏壇などは全て天音の家に置いてある。
迷惑はかかっているが、天音の親が遠慮せずに・・・のようなことを言っていたため、
ありがたく置かしてもらった。
ふと前方を見ると目の前に10mほどの廊下が広がっていた。
「!!・・・・」
・・・・あの場所だ。
俺の大切な者がなくなったことに気付いた、あの一瞬。
両手が震えて、額から冷や汗が出る。
そして、あの時の記憶と決意が全部一瞬にして頭の中で思い出す。
魁はゆっくりと口を開く。
「・・・あの時・・・決めたじゃないか・・・・
自分の大切な者を・・・絶対守るって・・・」
独り言にしてはあまりにも小さい声だったが、
まるで心の中で叫んでいるような声で言っていた。
東京に来て学園都市に転校して、
超能力者と戦って、楽しく仲間と遊んで、
自分を殺そうとした奴と会って、
その決意は、そんな一学期を過ごしている間にいつの間にか薄れていき、
そして忘れていた。

今から約5年前の暑い夏・・・
桜月家に悲劇の一日が襲う。

7月26日。
それが桜月魁を孤独の運命へと導き、
学園都市へ転校させた、運命の日だった。


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